「赤ちゃんを守りながら、工場の軒下で雨宿りする私。そこに見知らぬハイエースが寄ってきて...」(大阪府・30代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Kさん(大阪府・30代女性)
Kさんはその日、まだ赤ちゃんの娘を抱いて出かけていた。
その帰り道に突然の雷雨に襲われ、軒下で雨を凌いでいると......。
<Kさんの体験談>
4年くらい前、娘が生まれてすぐの頃の話です。その日は娘を抱っこ紐で抱いて自転車で30分ほどの場所にある妹の家に遊びに行っていました。
その帰り道、突然の雷雨が。私は近くにあった工場の屋根とは言えないほどの軒下に避難し、子供だけでも濡れないよう、自分を壁にして雨が止むのを待つことにしました。
雨宿りする私たちの横を、犬の散歩をしている女性が通りました。「みんな突然の雨で大変やなー」と思って見ていたら......。
雨の中、犬の散歩をしている女性が横を通った
しばらくして、後ろから「大丈夫!?」と声をかけられました。
そこには1台のハイエースが。運転していたのは、さっき見かけた犬の散歩をしていた女性でした。
散歩をしていた時に私と子供に気づいて、帰宅してからわざわざ車で戻ってきてくれたのです。
その人は私の自転車を車に乗せて、家まで送ると言ってくれました。
最初はあまりにも申し訳なくて遠慮したのですが、優しく誘導してくださって、自宅まで乗せてもらいことに。
車内で色々お話もしたのですが、突然の出来事で頭がプチパニック状態になり、お名前や住所なども聞きそびれてしまいました。
後日、何度か周辺を探しましたが、わかっているのはその人にも子供がいて、犬を飼っていて、ハイエースに乗っていることだけ。
結局見つからず、今は少し離れた場所に引っ越してしまったので、探すこともできなくなってしまいました。
あの時は本当に助かりました!! ありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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