まるで「塩の街」みたい? 地面を覆う「白いフワフワ」...台風14号が生み出した奇妙な光景
2022.09.23 17:00
「ここ6年間では今回が初めてです」
桂浜水族館の公式アカウントは、公式マスコットキャラクターの「おとどちゃん」が、飼育員や生きものこと、水族館の日常などいろいろとツイートしているという。
今回の台風14号は何がすごかったのだろう? ツイッターのDMで「おとどちゃん」に聞いてみた。
「これまでも、台風や豪雨によって物が壊れたり、目の前の海から波が押し寄せてきて浸水したりといった被害はありました。ですが、荒波によって発生した大量の『波の花』に見舞われたのは、ここ6年間では今回が初めてです」(おとどちゃん)
波の花とは、海水が激しくかく拌されることによって発生する泡。海中のプランクトンなどが関係しているという。
石川・能登など日本海側の地域では「冬の風物詩」とされ、観察できる場所が観光スポットになっている場合もあるが、それが街を覆うとなると一大事。
「雨はそれほど降らなかったのですが、風がとても強く、大量の松葉や飛んできたゴミ、波の花によって、建物の外壁やガラス、地面にこびりついた潮や汚れを処理するのに苦労しました」とのことだ。