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ちいかわ「紅しょうが入りいなり寿司」は青森ネタ? 山姥の手が赤く染まった理由は、もしかして...

大山 雄也

大山 雄也

2022.09.22 20:00
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津軽地方では当たり前

青森のいなり寿司は紅しょうが入りというのは、本当だろうか。Jタウンネット記者は22日、青森県農林水産部農林水産政策課で郷土料理に関する事業に携わっている職員に話を聞いた。

「県内の津軽地方で紅しょうが入りのいなり寿司が食べられています。紅しょうががいなり寿司に入っているのは当たり前で、スーパーでも売られています」
紅しょうが入りのいなり寿司(画像は青森県・観光企画課「まるごと青森」のブログより)
紅しょうが入りのいなり寿司(画像は青森県・観光企画課「まるごと青森」のブログより)

いつから広まったのか、なぜ紅しょうがが入っているのかはわかっていないが、いつの間にか津軽地方では紅しょうが入りのいなり寿司が当たり前になっていたそう。

そんな紅しょうが入りのいなり寿司は、ご飯はピンクに染まっていて、味にも大きな特徴がある。

「紅しょうが入りのいなり寿司はめちゃくちゃ甘いです。紅しょうがの酸味もあることはあるのですが......とにかく甘いです」(農林水産政策課の職員)

あくまで一例だが、職員の所有しているレシピでは、もち米2合に対し、砂糖を60グラム入れた合わせ酢を使用する。油揚げを煮るときもザラメを50グラム投入するのだとか。そりゃ紅しょうがの味なんて霞んじゃうよね。

なぜそんなにも砂糖を入れ、甘くする必要があるのか。その理由を農林水産政策課の職員はこう推測する。

「津軽地方では赤飯も甘くして作ります。砂糖はかつて貴重なものでしたから、甘いものがご馳走という考えがあるのではないでしょうか。
赤飯もいなり寿司も人が集まるなど特別な時に出す食事のイメージがあります。ここぞのタイミングで食べるご馳走だから甘くしているのかもしれません」
山姥の手が赤い理由も......
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