やさしい絵本の中みたい! コルクの中に作られた「ミニチュア書斎」がとってもステキ
気付いたら溜まってしまうアレに、こんな使い道があったなんて――!
目からウロコのミニチュア作品がツイッター上で注目を集めている。
オレンジ色の電球が灯る空間の中に、小さな人間と本棚が配置されている。どこか懐かしい雰囲気で、眺めているだけで心がぽかぽかしてくる。
2022年8月21日、この作品の写真をツイッターに投稿したのは、ミニチュアやジオラマを手作りするユーザー・こびと屋(@cobtoya)さん。
こびと屋さんはこの作品に「#多分私しかやってない」とハッシュタグをつけている。
どんな点がユニークなのかと言うと......実はこの可愛らしい部屋、コルク栓の中に作られているのだ。
きっかけはホームセンターでの出会い
24日、Jタウンネット記者の取材に応じたこびと屋さんによると、コルク栓を用いたミニチュア作品を作り始めたのは3か月ほど前から。
立ち寄ったホームセンターで部材(構造物を組み立てている部分品)を見ているときに、コルク栓がふと目に留まり、「コルク栓の中にミニチュアを創ったら可愛いのでは?」と思ったという。
「コルクの中の部屋」を作るためにこびと屋さんがまず行うのは、コルクの中に空間をつくること。
カッターで切り込みを入れ、ペンチ等でくり抜いて土台を作る。そのくり抜いたサイズに合わせて、中に入れる棚や小物、本などのミニチュアを作っていくのだ。
注目を集めた部屋のイメージは「離れの洋館や書斎」。その雰囲気を形作るために、部屋の中に本棚や絵画を飾ったそう。なお、こびと屋さんが作品の販売や展示を行うハンドメイドマーケットサービス「minne」上では「秘密の書斎・弍号館」と名付けられている。
「ミニチュアの本棚に入れる本も1つ1つ創っているのですが、自分のこだわりとして背表紙に模様を入れたのがポイントの1つです。ただ、その背表紙の模様を考えるのが少々大変でした。
それでもわたし的には譲れないポイントでもあったので画像を探しながら塗りました」(こびと屋さん)
こびと屋さんのコルク栓作品には、ツイッター上で1万3000件を超える「いいね」(29日夕時点)や、称賛の声が数多く寄せられている。
「ひぇ...コルクの中を綺麗にくり抜くのだって大変な作業になりそうなのに...こういうミニチュア世界好き...」
「一個のコルク栓からアートが生まれる...ステキです」
「すごい緻密で繊細」
こびと屋さんのツイッターを見てみると、どうやら次の作品を制作中の様子。新たなこびと屋さんの「世界」が見られるのが、今から楽しみだ。