「2歳の息子とお出かけ中に、突然の夕立。駅で雨宿りしてたら、見知らぬ女子中学生に『壊れた傘』を渡されて...」(埼玉県・30代女性)
2022.09.13 11:00
「穴も空いているし、今日使ったら捨てようと思っていたので」
「穴も空いているし、今日使ったら捨てようと思っていたので使ってください。 うちはすぐそこなんです」
彼女にじっと目を見つめられた私は咄嗟に「勇気をだして声をかけてくれた好意を無駄にしてはいけない」などと思い、「本当にいいの?ありがとう」とお礼を伝えて傘を受け取ることに。
すると女の子は、そのまま走って去っていきました。
私は息子に「優しいおねえちゃんがいたねぇ」と話しかけながらもジーンと胸が熱くなり、涙してしまいました。
「ありがたいな、でも申し訳なかった、もっとちゃんとお礼を言えばよかった」。そんなことを考えながら、私は傘を開きました。
その傘は壊れてなどいませんでした。もちろん穴も空いていなかったんです。