美術館の中に「家」建てちゃいました 実物大の「昭和の暮らし」体感できる展覧会が楽しそう
[かんさい情報ネットten.―読売テレビ]2022年8月9日放送では、レトロな昭和のおうちを体験できるイベントを紹介していました。
大阪市北区にある大阪中之島美術館では、8月6日~10月2日の期間に展覧会「みんなのまち大阪の肖像/第2期」を開催中。
戦後から現代までの「大阪の歩み」がテーマで、中でも目立つのが、万博が開催され、高度成長期をけん引した大阪が活気にあふれていた1970年代の展示です。
展示中の住宅🏠を少しだけ公開!
— みんなのまち 大阪の肖像 (@osaka_portrait) August 13, 2022
VR(協力:@Uttzs_ )で展示室の様子をご覧いただけます。
住宅には実際に入ることもできます🚶
VRの続きは展示室で!https://t.co/k5jnTYmABh pic.twitter.com/shBQDAd0Ts
なんと会場内に実物大の平屋住宅が1軒丸ごと建っているのです。1975年の「4人家族が住む3LDKのプレハブ住宅」を再現した家の中には、ダイヤル式のカラーテレビや黒電話、花柄の炊飯器など、懐かしの昭和アイテムがずらりと並んでいます。
「当時のライフスタイル・新しい日本の暮らしを表現したような空間になっています」(特別協力「積水ハウス」担当者・太田聡さん)。
来場者は「当時の物が再現されていて懐かしい」「展示室の中に"一軒家"が建つインパクトがすごい」と話していました。
パナソニックが当時の家電を貸し出し
実物大の住宅🏠を展示中
— みんなのまち 大阪の肖像 (@osaka_portrait) August 22, 2022
住宅(みんなのおうち)のお名前は「温居(ぬくい)さんち。」に決定!
ご応募いただいた皆さま、ありがとうございました!
展示室では温居さん一家や住宅についてのパンフレットを配布しています。
パンフレットを見ながら展示されている住宅をぜひご覧ください👀 pic.twitter.com/5xSRdcQf9b
ちなみに、家の中にある家電製品はパナソニックグループが貸し出しています。大阪・門真市の本社には、歴代の家電製品約1700点を保管している収蔵庫があるそうです。
パナソニックミュージアムの学芸員・川原陽子さんはこの展示について、
「(70年代は)『暮らしを楽しくファッショナブルに』というキーワードに変わってきた時代。家電製品が美術館に展示されるのは珍しいので、ぜひご覧いただきたい」
と語ります。
展示には「TOTO」など多くの建材メーカーも協力しており、「『この時代ってこういうものがあったんだ』『こういう工夫があったんだ』と発見してもらうことで、次のアイデアの種になるかも」とのことでした。
昭和の暮らしを経験した人も、その頃はまだ生まれていなかった人も、ぜひ足を運んでみてくださいね。
(ライター:まみ)