「赤信号のスクランブル交差点に飛び出した、腰パンの若者。真ん中に取り残されていた障害のある人を...」(福岡県・50代女性)
反対側から若者たちが飛び出して...
歩道で見ていた人たちは「あっ」と思ったに違いありません。その男性は障害があって歩行が困難だったため、時間内に信号を渡り切れなかったんです。
車が走り出そうとしても、誰もがすぐには行動できずにいました。
しかしその時、私とは反対側の歩道から二人の若者が飛び出しました。そして、一瞬のうちにその男性を両脇から抱えて歩道まで運んだんです。
一瞬の出来事でほかの誰も動けない中、男性を助けた二人は何もなかったようにその場を立ち去り、車も動き始めました。
二人は腰まで下がったジーンズを履いた今風のいで立ちで、一見するとちょっとコワそうな風貌でした。
私はそんなお二人に「ありがとう」と言いたいのはもちろん、ご両親にも「とても素晴らしい息子さんでしたよ」と伝えたい。
20年前の出来事ですが、今でもお二人を思い出し、まず行動する優しさを心がけています。
あの時はありがとうございました。
街で見かけた「やさしいあの人」、どんな人?
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