「信号変わりかけの横断歩道を、ゆっくり渡るおばあさん。車道の改造バイク乗りが、空吹かしのあと彼女に近付き...」(新潟県・50代男性)
「車は容赦ねえから」
「ばあちゃん、車は容赦ねえから気をつけてな」
彼はおばあさんにそう言うとバイクに跨り、また威勢よく「ブウォンブウォン」と鳴らしながら走り去りました。
どちらの車線の車も動けず、その一部始終を見守っていました。対向車に乗っていた女性と子供は拍手。私が何気なくおばあさんの方を見ると、ライダーの背中に向かって深々とお辞儀をしていました。
彼のおかげで、その日は一日中気持ちよく過ごせたので、ありがとうを言いたいと思います。今でも時々思い出す出来事です。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)