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あの時はありがとう
旅先いい話

「夜明け前に目覚めたら、ベッドから両親が消えていた。家の中を探すと、床に血だまりが出来ていて...」(岡山県・20代男性)

井上 慧果

井上 慧果

2022.08.06 08:00
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あのおじさんがいなければ...

そのとき生まれた弟も今年大学に入学し、私も来年大学を卒業する。

早朝にパジャマ姿の子どもが一人走っているのを見て不審に思い、わざわざ私の元に歩み寄って、保護してくれたあのおじさんの顔も名前も、もう残念ながら覚えていない。

祖父がおじさんの連絡先を聞いていて、すぐにお礼の電話を入れたようだが、時が経ち、祖父も忘れてしまったらしい。そのため、私はおじさんのことについてほとんど全く知らないし、知る術もない。

ただ、おじさんがいなければ、私はどこかで命を失い、弟に会うことはできなかったかもしれない。

おじさんがいなければ...(画像はイメージ)
おじさんがいなければ...(画像はイメージ)

あの時、感謝の言葉をもっとちゃんと言えばよかった。未だに時々後悔する。4歳の私を助けてくれてありがとう。そう伝えたい。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージメール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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