「子育てがうまくいかず、不安で自信をなくしていた私。そんな中、近所に住む年上の女性からの一言で...」(奈良県・30代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Sさん(奈良県・30代女性)
長男が1歳の時、子育てが上手くいっていないと感じていたSさんは不安で自信をなくしてしまっていた。
そんな時、近所に住む年上の女性がSさんに話しかけてきたという。
<Sさんの体験談>
長男がよく動き回り自我も出てきて、叱ってしまうことも増えてきた1歳の頃、私は子育てがうまくいっていないと感じ、不安で自信をなくしていました。
このころの長男は毎日外に出たがったので、夕方に家の周りをウロウロして時間をつぶすのが日課に。近くの家の犬を、よく2人で見ていました。
「私自身を認めてくれる言葉は初めて」
近づくと犬が吠えてしまうので迷惑になると思い、飼い主さんが出てきたら挨拶して離れるようにしていました。
そんなある日、飼い主の女性が私たちのところまで来られたので「いつもお家の前ですみません」と言いました。すると、その人はこう言いました。
「いいのよ。上手に子育てをしているなと思っていたのよ」
それまで子供を連れていて、「かわいい」とか「大変ね」とか言われたことはありました。
でも、私自身を認めてくれる言葉はこの時が初めて。「このままでいいんだなあ」って安心できて、その日から子育てのしんどさが半減しました。
私も彼女くらいの年齢になった時に頑張ってるママを見かけたら、ママ自身を認めてあげるような声をかけたいです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)