「暗闇の中、全身びしょ濡れで川を見つめる女子高生の私。派手なネオン付きの車が、背後にバックで戻ってきて...」(広島県・30代女性)
「わかったわかった! 待ってな!」
それでも彼らは私のことを気遣ってくれて、「何かしてほしい事ある?」と。そこで私が「自転車が...」と答えると
「あ!! わかったわかった! 待ってな!」
と言って危険な水路の中に入り、藻が絡んで汚れてしまった私の自転車をすぐに引き上げてくださったんです。そのうえ「帰れる?」「一人で大丈夫?」と、最後まで私のことを心配してくださいました。

私は「あ、大丈夫です...すみません...ありがとうございます...」と呆然としたまま簡単に挨拶して、そのまま自転車に乗って帰りました。
あの時はきちんとしたお礼も言えず、連絡先を聞く余裕もなく、その場限りになってしまいました。あのお兄さん方がいてくださった間に他に人も車も通らなかった事を考えると、お兄さん方が戻ってきてくださらなかったら、私はあのまま途方に暮れてしまっていたと思います。
現在、40代か50代か...もし、あのお兄さん方に伝わるなら、心から感謝をお伝えしたいと思います。本当に、ありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、体験の時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)