カネなら用意してあるぜ... 気分はまるで凄腕スパイ?アタッシェケース型小銭入れがカッコよすぎ
真夜中の静まり返った埠頭。黒いスーツとサングラスに身を包んだ男たちが、銀色に光るアタッシェケースを渡し合う。そしてケースの中には、大量の紙幣が──。
そんな映画やドラマみたいな気分を味わえるアイテムが、ツイッターで話題になっている。
こちらはIRON FACTORY IKEDA(CASTEM)(@IRON_IKEDA)こと池田真一さんが2022年6月10日に投稿した画像だ。
写真の男性が胸ポケットから取り出しているのは、手のひらサイズの銀のアタッシェケース。その中には、1円玉から500円玉までの6種類の硬貨が綺麗に納められている。
そう、これはアタッシェケースの形をした小銭入れなのだ! もはや「小銭入れ」と呼ぶのもためらわれるくらい、スタイリッシュでカッコいい。意味もなくパカパカ開け閉めしたくなりそうだ。
ロマン溢れるコインケースに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「カッコいい」
「スパイが世界のお金用意するやつ」
「ジョン・ウィックでありそう」
まさに浪漫の塊
Jタウンネット記者は13日、投稿について池田さんに話を聞いた。
池田さんは、主に精密部品の製造などを行っているキャステム(本社:広島県福山市)で、新規事業本部IRON FACTORYの課長を務めている。話題になっている「アタッシュケース型コインケース『3330』」は、同社で開発された製品だ。
その企画経緯について、池田さんは以下のように説明する。
「アタッシュケースにびっしり入った札束は『ドラマ』や『映画』の世界の中の話ですが、あの浪漫を日常で体感できてしまうのがこのコインケースです。
その名の通りアタッシュケースの中に日本円の硬貨を収納でき、会計時にケースを開けてお金を出せるという、まさに浪漫の塊とも言える商品となります」
ドラマや映画の影響もあり、国内だけでなく海外においても「アタッシェケース=お金」のイメージが強いにも関わらずどうして今までなかったのか、という発想から誕生したのが同商品だという。
「キャッシュレスの時代だからこそ、逆にキャッシュがワクワクするような商品を作りたいと思いました」(池田さん)
内側には「本物の純金箔」を使用
ケースには、日本円の各硬貨が5枚ずつ、合計で30枚が収納できるようになっている。その合計金額が3330円となることが、商品名の由来になっているそうだ。
ケース自体は、よくイメージされるアタッシェケースをそのまま小さくした構造になっていて、ワンプッシュで簡単に開け閉めが可能。開ける時には「パチッ」というあの独特な音もする。
また、収納部の底面にそれぞれの硬貨の模様が細かく彫り込んであるため、一目でどの種類のコインを入れる場所かが分かるという親切設計だ。
「浪漫を追求した商品のため、『中身は豪華じゃなきゃ面白くない』というこだわりをもちました。そのため、樹脂製の収納部へは、職人が本物の純金箔(金沢箔)を表面に施しています。また、『金はちょっと派手...』という方のために、純度100%のプラチナ箔バージョンもあります」(池田さん)
本当に、何から何までロマンを突き詰めた「3330」。同製品がツイッター上で話題になっていることについて、池田さんは
「販売開始直後より想像以上に反響を頂いており、大変嬉しく思っております。少しでも『面白い』『良い』と感じて頂ければ、今後もぜひ拡散して盛り上げて頂きたいです。
ちなみに私は金箔バージョン派ですが、プラチナ箔バージョンが人気なのは新たな発見でした」
とコメントしている。
「アタッシュケース型コインケース『3330』」は、クラウドファンディングサイト「Makuake」上で先行予約販売中。期間は6月10日から9月7日までで、価格は金箔バージョンが9900円(税込)、プラチナ箔バージョンが1万2100円(税込)だ。
ひとつ持っていれば、ふだんのお買い物が映画やドラマさながらの「取引」に一変するかも......?