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肉を焼きつつ「謎」を解け! 斬新すぎるBBQスポットが、みなとみらいに誕生していた

井上 慧果

井上 慧果

2022.06.06 08:00
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外でのレジャーが気持ちいい季節である。

そんな今の時期にぴったりで、かつ家族でも友達とでも楽しめそうな新感覚のレストランが2022年4月1日、横浜・みなとみらいの横浜ワールドポーターズの屋上にオープンしていた。

その名も「GLAMOROUS SMOKED BBQ iburu in 横浜みなとみらい」。ここではバーベキューと「エンタメ体験」を同時に楽しめるらしい。

バーベキューとエンタメを同時にって...どういうこと?(画像はプレスリリースより)
バーベキューとエンタメを同時にって...どういうこと?(画像はプレスリリースより)

エンタメ体験の第1弾として実施されているのは「謎解き」。

バーベキューをしながら謎解きが楽しめるとは......どういうことなのか?

全く想像がつかないので、Jタウンネット記者は「iburu」に赴き、自分で体験してみることにした。

BBQだけでも十分楽しめそうだけど...

みなとみらいの屋上に(画像は編集部撮影)
みなとみらいの屋上に(画像は編集部撮影)

4月のある平日。昼すぎに「iburu」に到着したJタウンネット記者。

ワールドポーターズの屋上という絶好のスポットにあるだけあって、眺めが良すぎる。みなとみらいの都会的な景色が一望できるこの場所で、バーベキュー――それだけでも十分楽しめそうだ。

席から大迫力の観覧車(画像は編集部撮影)
席から大迫力の観覧車(画像は編集部撮影)

ということで早速、「手ぶらBBQコース」の「スタンダード」を注文。大きなソーセージが2種類とスペアリブ、鶏もも肉のバジル漬け、アヒージョ風の野菜のホイル焼き......とかなりボリューミーでお肉もたくさんなのが嬉しい。

スタンダードメニュー(1人前税込3000円、注文は2人前~。画像は2人前、内容は変更の場合あり)(以下、画像は編集部撮影)
スタンダードメニュー(1人前税込3000円、注文は2人前~。画像は2人前、内容は変更の場合あり)(以下、画像は編集部撮影)

バーベキューというのは焼き始め、ちょっと暇になってしまうこともあるが......その心配はいらない。ここで「謎解き」が登場するのだ。

渡されたのは...(一部編集部でモザイク加工)
渡されたのは...(一部編集部でモザイク加工)

オプションとして「謎解きコンテンツ」を注文するとスタッフから真っ赤なドリンクと「ミッション」が書かれた紙、そして謎の赤い封筒が渡される。果たして、「謎」とは何なのか――。

ミッションは「怪盗」を探し出すこと!

「謎解き」の前提となるストーリーは、こうだ。

会場内に「怪盗ヌスミー」という悪党が現れ、5人の客が持ち物を盗まれた。
「ヌスミー」は変装が得意で、その正体は誰も知らない。「お食事探偵団」の一員である参加者は、謎を解きながら「ヌスミー」の正体に迫っていく――。

真っ赤な封筒を開けると、そこには5枚の紙が。それぞれにヌスミーによる盗みの被害に遭ったキャラクターが描かれており、彼らのプロフィールと解くべき謎が提示されている。5つの謎を解くことで、ヌスミーにつながるヒントが得られるらしい。

まずは5枚の謎を解く(「謎」の内容にモザイク加工)
まずは5枚の謎を解く(「謎」の内容にモザイク加工)

これから楽しむ人もいるのでネタバレ防止のために謎の内容にはモザイクをかけているが、5人の客からはそれぞれ論理パズルのようなものが出題されている。

......ところで、実は謎解きが得意ではない記者。一目見ても何をどうすればいいのか分からず硬直してしまった。しかし、先ほど「お食事探偵団」への前払い報酬だった真っ赤なドリンクを飲み干してしまったので、ここで逃げ出すわけにはいかない......。

覚悟を決め、途中、焼きあがったお肉も食べつつ、分かりそうなものから解いていき、約1時間。

何とか全5問の答えを導き出すことができた。スタッフの方によれば、だいたい4人ごとに封筒を1つ渡しているそうなので、同時に謎に挑戦する探偵団員の数が多ければ多いだけ、素早くヌスミーに辿りつくことができるだろう。

エリアを移動して「ヌスミー」を追いつめろ!

次に向かったのは......
次に向かったのは......

5つの回答を手に、続いて記者が向かったのは「カジュアルエリア」だ。

記者が座っていたのは「ソファーエリア」と名付けられた屋根つきの区画(席料金1000円)だったが、こちらは席料金なしで、より気軽にバーベキューが楽しめる区画である。そして、エリア内には様々な仕掛けがあり、赤い封筒に入っていた謎の答えを元に、ヌスミーの正体に迫っていくことになる。

エリア内には仕掛けがたくさん
エリア内には仕掛けがたくさん

ネタバレになってしまうので詳しくは言えないのだが......ひとつだけ言えるのは、記者にはヌスミーの正体を暴くことができなかった。おそらく、記者が謎解きに関してはかなりの初心者だったからだろう。しかし、そんな記者でもあと一歩のところまでは到達できた、と思う。

家族や友人と一緒に行けば、退屈しないに違いない。肉を焼き、食べ、あーだこーだ言いながら謎解き......なかなか新しいレジャーではなかろうか。

BBQの楽しさは「食べる」だけではない!

それにしても、BBQとエンタメ体験を同時に楽しめるという斬新なレストランは、どのようにして誕生したのか。Jタウンネット記者は「iburu」を運営する企業「BAKERU」(東京都渋谷区)の広報担当者に聞いた。

担当者によると、BBQ会場を作ったのは「コロナ禍の中で友人などと気兼ねなく食事を楽しめる環境をつくりたい」という思いから。

「BBQの楽しいところは、ただ食べるだけでなく、皆で肉を焼いたりする共同作業を通じてコミュニケーションが発生することだと思います。
そのコミュニケーションをより楽しむツールとしてエンタメ体験も一緒に出来ると、さらに思い出に残る体験をご提供できるかと考え、『BBQ×エンタメ体験』の施設を作るに至りました」(広報担当者)

と語る。その「エンタメ体験」の第1弾が「謎解き」なのは、「コロナ禍で人との関わりが希薄になりがちだが、BBQでも謎解きでも共同作業を通じて友人などとの仲を深めてもらえたら」という思いを込めているそうだ。

現在、「謎解き」メニューを注文するのは、利用者全体の一割程度だが、謎解きファンを中心に「食べながら楽しむのにちょうどよい」「いつもの食事と違って楽しむことが出来た」と好評だという。

ただ食べるだけじゃないのがBBQ
ただ食べるだけじゃないのがBBQ

担当者によると「今後も屋外サウナの設置や子どもが遊べる空間など色々な体験を提供していきたい」とのことで、BBQメニューについても季節ごとに変更していく予定。なお、もちろんBBQメニューにもこだわりが詰まっており、特に店名に「iburu」と付いている通り燻製メニューも充実。アウトドア上級者が楽しむようなBBQ体験を、気軽にできるようになっているという。

普通のバーベキューじゃ物足りない、何か新しい体験がしたいという人は、一度「iburu」で謎を解きながら肉を焼いてみてはいかがだろうか。

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