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あの時はありがとう
旅先いい話

「兄と祖父とゲーセンで遊んでいたのに、気付けばひとり。泣きながら2人を探していると、地元の中学生が...」(大阪府・10代)

大山 雄也

大山 雄也

2022.05.31 08:00
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私の歩幅に合わせて...

私は泣きながら「ゲームセンターに居ったら、おじいちゃんとお兄ちゃんがおらんくなった」と必死で彼女たちに伝えました。

すると彼女たちは「そっか。じゃあ、一緒に迷子センターに行こっか。歩ける?」と言って、私の歩幅に合わせてゆっくりと歩いてくれたのを覚えています。

2人は迷子センターに行く途中にも「名前言える?」「今何歳なん?」と話しかけてくれました。

迷子センターまで一緒に歩いてくれた(画像はイメージ)
迷子センターまで一緒に歩いてくれた(画像はイメージ)

迷子センターに着いて、私の迷子アナウンスが流れると、2人は「もう大丈夫やと思うから、帰るな」と言いました。「うん」と答えることしかできませんでしたが、2人は途中で振り返って手を振ってくれたような気がします。

その後、私はまさにスーパーから出るところだった兄と祖父に会うことができました。

今となってはもう2人の顔も覚えていない10年以上前のことですが、2人にとても感謝しています。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージメール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

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