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こんなシンプルなことある? 簡単すぎる地名「木」の由来を調べてみた

大山 雄也

大山 雄也

2022.05.04 20:00
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地名――場所によっては漢字が複雑で読めない、読み方が独特過ぎてわからない「難読地名」というものもある。

Jタウンネットでは、これまでもそうした難読地名(「接骨木」←この地名、どう読むか分かる?「楠城」←この地名、どう読むか分かる?)を数多く取り上げてきたが、今回はその逆。シンプルすぎてインパクトのある地名を紹介したい。

「木」交差点 (画像はGoogleストリートビューより、(C)Google)
「木」交差点 (画像はGoogleストリートビューより、(C)Google)

こちらは、栃木県栃木市都賀町の

という場所にある交差点だ。読み方もひねりがあるわけでもなく、ただ「き」と読む。

なぜこんなシンプルを極めたミニマリストのような地名に? Jタウンネット記者は4月18日、栃木市教育委員会事務局文化課文化財係の担当者に由来を聞いてみた。

ルーツは平安時代にあった

担当者は、回答として「角川日本地名大辞典 9 栃木県」(角川書店)に掲載されている、木の説明のページを送ってくれた。

木は平安時代末期に木村保として成立し、当時の貴族・藤原有綱の所領になっていたと思われる、と同辞典では記載されている。

その後、江戸時代から明治22年(1889年)にかけては、木村という村名に。「木」村、ということだ。1889年以降は「木」という大字(おおあざ)として地名であり続け、現在に至る。

木というシンプルすぎる地名のルーツは平安時代。ただ珍しいだけでなく、歴史もある場所だったのだ。

「木コミュニティセンター」もある(画像は栃木市の公式サイトのスクリーンショット)
「木コミュニティセンター」もある(画像は栃木市の公式サイトのスクリーンショット)

ちなみに、千葉県流山市と茨城県三浦村にも「木」という名の場所がある。角川日本地名大辞典によるといずれもかつては「木村」だったという。

そして千葉の「木」の近くにはかつては「加村」だった「加」も。

シンプル過ぎる地名、あとはどんなものがあるのだろうか......。

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