SF作家も「悔しい!」 代官山で発見された「犬用の水洗トイレ」に衝撃走る
2022.04.21 20:00
「銀色で正体不明のSF的構造物」に近付いたら...
Jタウンネット記者の取材に応じた安野さんによると、犬のおしっこ用水洗ポールを発見したのは17日の15時ごろ。場所は東京都渋谷区にある商業施設「代官山t-site/蔦屋書店」の敷地内だ。
「その日は『SFカーニバル』というSF小説の祭典が代官山蔦屋書店で行われており、私もサイン会のために訪れていました。
その際、おしゃれな代官山t-siteの中を散歩していたとき、銀色で正体不明のSF的構造物があったので目を惹かれました。結果、SFは全く関係なく犬のおしっこ棒(水洗)でした」
「SF小説を書く自分でも『犬のためのおしっこ棒(水洗)』というのは思いつかなかったガジェットで『悔しい!』と思いました」(安野さん)
たしかにSF小説に出てきても違和感がなさそうなこのポール。一体、どういう経緯で開発されたものなのだろうか。
Jタウンネット記者はメーカーである信建工業(静岡県静岡市)に話を聞いた。
同社経営企画室室長の中村智則さんによると、ポールの製品名は「水洗おしっこポール」。2011年に日本初の犬用水洗トイレの新商品として販売を開始した。
2022年4月現在までで累計150基ほどを販売しており、公共の公園・商業施設・高速道路のサービスエリアやパーキングエリア・道の駅・ペットショップ・動物病院など、様々な場所に設置されているという。