「受験から帰る電車で、見知らぬ子連れ女性に話しかけられた。まさかその後、お付き合いが始まるなんて...」(兵庫県・50代女性)
その日から始まった2人の交流
見知らぬ人に、しかも電車の中で声を掛けられ、世間知らずの高校生の私でも一応警戒はしました。
何を話したかは忘れてしまいましたが、彼女の暖かさ、寂しげな少女が心配でつい声を掛けてしまったというその優しさと善意を本能で信じてしまったのでしょう。私と彼女のお付き合いがその日から始まったのです。今考えても、奇跡だと思います。
交流が始まってからは、ご自宅に招待してくれたり、春からの下宿先が決まった時には大家さんへの挨拶に付き添ってくれたり。びっくりですよね。
いつの間にか会わなくなり、電話もしなくなり、住所も、その人の名前もわかりません。でも、決して忘れられない人です。
ありがとうを届ける代わりに、私がもらったぬくもりをこれから誰かに伝えていきたい。......ねえ、それでいいですよね?
今でも忘れられない人はいますか?
Jタウンネットでは読者の皆さんの「忘れられないあの人」との思い出を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、その人に出会った時期・場所、具体的なエピソード(どんな関係性だったか、どんなやりとりをしたかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)