「味が確かな店を紹介したい」 駅員自ら取材&執筆したフリーペーパー「東上線うどん紀行」に反響
「次の展開がしやすいように今回はvol.1」
また、冊子の作成にあたっては読んだ人に東武東上線に乗ってもらうという「増収」、地域との「協力体制強化」のほかに、「普段の駅ではできない仕事をすることによる気づきを、今後の管理者へのステップアップの一助としてもらう」という人材育成のため狙いもある。
そのため「東上線うどん紀行」の企画立案・取材・写真撮影・ページレイアウト・文章作成・校正などほとんどの作業を主任クラスの職員が担当。いつもと違う仕事に、頭を悩ませることもあったという。
広報部を通じて冊子の制作担当者にこだわりや大変だったポイントを尋ねると、こんな答えが。
「取材をおこなって聞き出した内容を短い文章で分かりやすく表現することにはこだわりましたが、最初は短すぎて何を言っているのか、せっかくの取材の内容が反映できなくて苦労しました。
また、写真をいかにおいしそうに撮るかというところにもこだわり、写真を見ておいしそう、食べたいと仲間に言ってもらったときはうれしかったです」
ちなみに、今回の「東上線うどん紀行」はVol.1。今後の展開も期待していいのだろうか?
そんな記者の問いに対し、広報担当者からは
「展開予定はまだないが、次の展開がしやすいように今回はvol.1としました。
東武東上線にはまだまだ駅があるので、2、3と続けていけたらと考えています。また、うどんに限らず、違う食べ物でも展開できるのではとも考えています」
との回答が。地元密着で働く駅員さんたちのオススメのお店をもっと知りたい記者としては、今後の発行が楽しみでしかない。
なお、Vol.1は2022年2月18日から東上線の池袋~坂戸間の各駅で、3月18日からはみなとみらい線の横浜~元町中華街間の各駅でも配布されている。