バウムクーヘンの穴に、羊かんをイン! 愛知県で爆誕した「斬新すぎる桃スイーツ」に注目
2022.04.02 08:00
なかなかヒット商品を出せない中で...
記者はまず、「まるっと幸せ桃ばうむ」が誕生した経緯について伊藤さんに聞いてみた。
「桃の館」は創業から40年以上にわたってオリジナルのお菓子を作り続け、特に桃のお菓子の製造に力を入れてきたという。
しかし、近年に発売した商品の中にはなかなかヒット作と呼べるものがなかった。そこで、数年前に画期的な新商品を開発するためのプロジェクトを社内で発足させたそうだ。
「まずは市場調査のために、全国の『桃を使ったお菓子』を食べ比べていきました。しかし、どれもいま一つ『桃の美味しさ』を感じられるものではなかった。なので、40年以上桃のお菓子を作って来たという自社の強みを生かして、何か面白い商品が作れるのではと考えました」(伊藤さん)
そこで、「すでに自社で開発のノウハウがある」「他社製品と比較しても味に自信がある」といった理由からバウムクーヘンを選択。
さらに独自性を高めるために、バウムクーヘンと相性が良かった羊羹を組み合わせてみることにしたそうだ。