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バウムクーヘンの穴に、羊かんをイン! 愛知県で爆誕した「斬新すぎる桃スイーツ」に注目

福田 週人

福田 週人

2022.04.02 08:00
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桃とそっくりな見た目の「新感覚スイーツ」が新発売されている──

Jタウンネット記者の耳に、そんな情報が飛び込んできた。一体どんなスイーツなのか。気になるその姿が、こちらだ。

たしかにそっくり!(画像は桃の館のプレスリリースより)
たしかにそっくり!(画像は桃の館のプレスリリースより)

こちらは、愛知県名古屋市で菓子の製造販売を手掛ける「桃の館」が、2022年3月23日から自社オンラインショップにて販売開始した「まるっと幸せ桃ばうむ」。

桃の果実の形を模したバウムクーヘンの中には、愛知県産の白桃を使用したフルーツ羊羹が。また、バウムクーヘンの表面にも、フルーツ羊羹が薄くコーティングされている。

「羊羹×バウムクーヘン」という組み合わせは、たしかに新しいかもしれない。

Jタウンネット記者は31日、同商品について「桃の館」マーケティング担当者の伊藤真寛さんに詳しい話を聞いた。

なかなかヒット商品を出せない中で...

記者はまず、「まるっと幸せ桃ばうむ」が誕生した経緯について伊藤さんに聞いてみた。

「桃の館」は創業から40年以上にわたってオリジナルのお菓子を作り続け、特に桃のお菓子の製造に力を入れてきたという。

しかし、近年に発売した商品の中にはなかなかヒット作と呼べるものがなかった。そこで、数年前に画期的な新商品を開発するためのプロジェクトを社内で発足させたそうだ。

「まずは市場調査のために、全国の『桃を使ったお菓子』を食べ比べていきました。しかし、どれもいま一つ『桃の美味しさ』を感じられるものではなかった。なので、40年以上桃のお菓子を作って来たという自社の強みを生かして、何か面白い商品が作れるのではと考えました」(伊藤さん)
真ん中にフルーツ羊羹が入っている(画像は桃の館より)
真ん中にフルーツ羊羹が入っている(画像は桃の館より)

そこで、「すでに自社で開発のノウハウがある」「他社製品と比較しても味に自信がある」といった理由からバウムクーヘンを選択。

さらに独自性を高めるために、バウムクーヘンと相性が良かった羊羹を組み合わせてみることにしたそうだ。

「100パーセント愛知県産の桃」にこだわった

試行錯誤の末に誕生した「桃ばうむ」。伊藤さんは、製造にあたっては原材料である桃と、バウムクーヘンの作り方にこだわりがあると語る。

「使っているのは、100パーセント愛知県産の白桃です。小牧市にある契約農家さんをはじめ、愛知県内の農家さんから仕入れたフレッシュな白桃をブレンドして使っています。
また、スーパーなどで売られているような早めに収穫したものではなく、完熟させた桃を加工しています。こうすることによって、お菓子にした時により自然な甘みが感じられるようになるんです」(伊藤さん)
大きさは直径約110ミリ、高さ約70ミリ(画像は桃の館より)
大きさは直径約110ミリ、高さ約70ミリ(画像は桃の館より)

香料などでただ桃の風味を再現するのではなく、元となる果実からしっかりとこだわりをもって選んでいるようだ。

そしてバウムクーヘン生地の泡立て方にもポイントが。泡立てる際に横だけでなく縦の回転も組み合わせ、できるだけ生地に空気を入れることで、仕上がりがよりフワフワになるようにしているとのこと。

「発売以降はほぼ毎日注文が途切れることがないほど、さっそく評判になっています」(伊藤さん)

1箱1個入りで、価格は税込み2700円。一風変わったスイーツに目がない皆さん、試しに1つ食べてみては?

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