都会育ちの若者に、地方移住はできるのか? 仕事、趣味、人とのつながり...「住みたい田舎No.1」の西条市なら大丈夫!
2022.02.17 14:00
提供元:西条市
「0からの仕事」にも、「人とのつながり」が重要
ゆかりのなかった場所で、やったことのない仕事をする――そんな途方もないチャレンジを可能にするのもまた、「人とのつながり」だ。
NCL西条の起業メンバーとして19年にIターン就職した田村裕太郎さん(26)は新潟県出身で、約3年前まで東京の不動産会社で働いていた。彼は今、市内の宿泊施設「石鎚ふれあいの里」で所長を務めている。
「東京の大学で1年間留年してしまい、ふと自転車で日本を旅したんです。出身の新潟にある限界集落に行く機会があり、そこで地方の魅力と衰退を感じました。
将来は地方創生に関わりたいなと思いつつも、大学卒業後は不動産会社に入社。仕事の関係でコワーキングスペースに行く機会があり、そこでNCL西条が募集するプロジェクトを発見したんです」
そのプロジェクトが「石鎚ふれあいの里」を引き継ぐことだった。
とはいえ田村さんは宿泊施設の運営は全くの未経験。そこで前任者から仕事を学び、その後ふれあいの里を運営する会社を立ち上げた。
いずれ地方に行くと決めていたため移住への不安はなかったが、社会人経験が少なく起業は初めて。コーディネーターである高田さんのアドバイスを受けながら、進んでいった。
そして今でも月に数回、高田さんとミーティングを行い、自身の働き方や会社の運営方法を説明し、フィードバックを貰っているという。
「0ベースで仕事をする場合、やっぱり人と人との繋がりは大切ですね」(田村さん)
そんな移住者たちの話にコクコクと頷くのは、西条市出身の木村真一(38)さんだ。
「移住者と地元の人のコミュニティって大切だなって思います。移住者から刺激を受けて、自分の仕事観が変わることもたくさんありますね」(木村さん)
元々医療関係の仕事をしていた木村さんは、現在父の農業の手伝いをしながら、主夫として家事にも従事している。コワーキングスペースで高田さんと知り合い、そこから「新たな仕事」が生まれたと明かす。
「高田さんが行っている『西条やさい便』サービスで、自分の畑で採れたさといもを全国に届けているんです。移住してきた人は、ずっと西条で暮らしている私とは変わった視点を持っていて、関わる中で仕事に楽しさを盛り込みたいなと思うようになりました」
移住者同士だけでなく、移住者と地元民同士の深い関わりを見ることができた。全く新しい仕事に挑戦するにしても、西条ではのびのびと、そして楽しく暮らせそうだ。
では本格的に移住するには、どうすればいいのだろう?
そんな疑問を、西条市の移住推進課にぶつけてみた。
なんでも聞いてOKです!