水族館スタッフも間違えた「オニカマス」と「ヤシャカマス」 どれくらい似ているの?見分け方を聞いた
「魚類の検索図鑑等には載っていなかった」
ツイッターに寄せられた別の種類の魚ではないか、との指摘。そして1月24日、アクアマリンふくしまは衝撃的なツイートを投稿したのだった。
昨日「オニカマス」とツイートした生物は、日本で生息が確認され2020年に和名がついた #ヤシャカマス でした。ご指摘くださった皆様、ありがとうございます。#アクアマリンふくしま pic.twitter.com/OujPMv1vfS
— 【公式】アクアマリンふくしま (@aquamarinestaff) January 24, 2022
展示されていたのはオニカマスではなく、一部からの指摘の通り「ヤシャカマス」だったというのだ。

残念ながら、ヤシャカマスの展示は現在すでに終了してしまっているが、ツイッター上での特定劇は一連のやり取りをまとめて発信したユーザーの存在もあり、大いに注目された。
1月27日、Jタウンネット記者は事の顛末を聞くため、アクアマリンふくしまを運営管理する公益財団法人ふくしま海洋科学館を取材。改めて、オニカマスがヤシャカマスだったと判明した経緯から教えてもらった。
「はじめは当館の問い合わせフォームにヤシャカマスではないかとの指摘がきました。
魚類の検索図鑑等には載っていなかったので、過去の論文を探したところ2020年にヤシャカマスの記載がありました。その中にオニカマスとの違いも記載されていたので改めて写真を撮って詳細を調べなおしました」(ふくしま海洋科学館・職員)