「みんなが傘をさして下校する中、わたしだけがビショビショ。恥ずかしくてトボトボ歩いていると...」(愛知県・30代女性)
「返さなくていいから!」
乗っていたのは20代ぐらいのお姉さんでした。
「これ!返さなくていいから使いなさい!」
彼女はそう言って私に傘を押しつけると、急いでいたのか、断る暇もお礼を言う暇もなく去って行ってしまいました。
大雨の中をトボトボ歩く私を不憫に思ったのでしょう。
正直に言えば、びしょ濡れで歩いているのがとても恥ずかしかったので、嬉しかったし助かりました。
本当にありがたかったです。
あのときお姉さんにお礼を言えなかった代わりに、今では私も誰か困っている人にあげるために、使い捨てのカッパをいつも車に積んでいます。
今までに、二人の中学生に渡すことができました。
車で近づくので、やはり最初はものすごく不審がられます。
ですが、私がお姉さんから貰った親切を、今度はこの子が受け継いでくれないかな?と期待しつつ、今後もカッパを渡し続けたいと思います。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
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