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「みんなが傘をさして下校する中、わたしだけがビショビショ。恥ずかしくてトボトボ歩いていると...」(愛知県・30代女性)

井上 慧果

井上 慧果

2022.01.21 11:00

行きは晴れてたのに、帰りには土砂降り。そういえば、天気予報では雨が降るって言ってたのに......忘れてた。

そんなうっかりは、いくつになってもあるものだ。大人であれば、場合によっては自分で傘を購入することも、喫茶店で雨宿りをすることもできる。

しかし、子供はそうはいかない。諦めて濡れて帰ることがほとんどではないだろうか。

愛知県在住の読者、Eさん(30代女性)からJタウンネット編集部に寄せられたのは、まさしくそんなエピソードだ。

雨の日に傘を忘れたら...(画像はイメージ)
雨の日に傘を忘れたら...(画像はイメージ)

それは、Eさんがまだ小学生だったころ。学校へ行く支度をしているとき、母から雨が降ることを教えられたのにすっかり忘れて、傘を持たずに家を出た。

そして天気予報の通り、下校時には大雨が。仕方なくぐっしょりと濡れながら家路を歩いていたEさん。そんな彼女に、1台の赤い車が近づいてきた。

みんなが傘をさして下校する中...

わたしはADHDで、よく忘れ物をしてしまいます。

小学生のとき、登校するための準備をしていたところ、

「帰りは雨が降るから傘持っていきなさいよ!」

と母に声をかけられたのですが、家を出るころにはそんなことはすっかり忘れてしまっていました。

母は先に仕事へ出かけていたので、教えてくれる人もいません。

そんなわけで、その日の帰りはみんなが傘をさして下校する中、私だけぐっしょり雨に濡れながら下校したのです。

みんなは傘をさしていたけど...(画像はイメージ)
みんなは傘をさしていたけど...(画像はイメージ)

いつものT字路で友達を別れ、びしょびしょになりながらトボトボと歩いていたときです。

急に、私の真横に赤の軽自動車が停まりました。

「え?なに?」

不審に思っていると、サッと運転席のドアが開きました。

「返さなくていいから!」

乗っていたのは20代ぐらいのお姉さんでした。

「これ!返さなくていいから使いなさい!」

彼女はそう言って私に傘を押しつけると、急いでいたのか、断る暇もお礼を言う暇もなく去って行ってしまいました。

大雨の中をトボトボ歩く私を不憫に思ったのでしょう。

正直に言えば、びしょ濡れで歩いているのがとても恥ずかしかったので、嬉しかったし助かりました。

本当にありがたかったです。

傘を借りて助かった(画像はイメージ)
傘を借りて助かった(画像はイメージ)

あのときお姉さんにお礼を言えなかった代わりに、今では私も誰か困っている人にあげるために、使い捨てのカッパをいつも車に積んでいます。

今までに、二人の中学生に渡すことができました。

車で近づくので、やはり最初はものすごく不審がられます。

ですが、私がお姉さんから貰った親切を、今度はこの子が受け継いでくれないかな?と期待しつつ、今後もカッパを渡し続けたいと思います。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

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