あの「伝説のボス」もキラカードで参戦! 高崎山の猿たちのトレカが話題→どうやって遊ぶ?動物園に聞くと...
野生の猿に餌付けを行っており、山から下りてきた彼らの様子を間近で見学できることで知られる大分市の「高崎山自然動物園」。
同園では13年から「TNZ(TAKAZAKIYAMA NATURAL ZOOLOGICALGARDEN)選抜総選挙」という名の人気投票を行っているのだが......そんな人気猿たちは、トレーディングカードにまでなっているらしい。
これは2021年11月23日、ツイッターユーザーのぷん(@tetlapunpun)さんが
「一発でSSR出た」
とつぶやきながら投稿した画像。映っているのは「高崎山トレーディングカード LEGEND OF TAKASAKI~野生の咆哮~」と書かれたパッケージとキラキラとしたホログラム加工が施された「ベンツ」という猿のカードだ。確かにこのキラキラ具合は、レア度が高そう。
カードには、「高崎山が誇る偉大なボス」といった猿の説明や、攻撃力、カリスマ性、かしこさなどの能力値が点数化されており、実際にゲームで戦うこともできるようだ。
記者はこのカードの詳細を知るべく、同園に取材し、話を聞いた。
ベンツはスーパーレア?
同園によるとこの企画は、地元の情報誌などを発行するおおいたインフォメーションハウス(大分県大分市)から提案の提案を受け、それに同園も賛同したことで21年4月29日から販売開始となった。
カードの種類は全部で30種類。今回話題となった「ベンツ」はその中でも2種類しかないスーパーレアカードの1つだという。やはり、SSR級だったようだ。
ちなみにベンツは波乱万丈の生涯を送り、「とくダネ!」(フジテレビ系)などワイドショーでも取り上げられたこともある同園の「伝説のボス猿」である。
もう1つのスーパーレアカードは、「シャーロット」。ほかにも、「ジュピター」「エール」「ピー」「ゴロー」の4種類のレアカードもある。やはりこのレアカードの猿たちも「ベンツ」と同じくボス猿たちなのだろうか。
「スーパーレアカードの『ベンツ』とレアカードの『ジュピター』は、元ボス猿ですが、それ以外のスーパーレアカードとレアカードは、元ボス猿ではありません。『シャーロット』は2015年第1号赤ちゃんで、『エール』は2020年の第1号赤ちゃんです。また、『ゴロー』は、イケメンザル総選挙で何度か1位になっているサルです。『ピー』は、背中に白い模様の毛並みをもつサルで、その様子が白い羽のように見えると話題になったサルです」(高崎山自然動物園)
1パック5枚の内、1枚はスーパーレア、あるいはレアカードとのこと。結構な確率でキラキラのスーパーレアカードを入手できそうだ。
同園によれば、主に男子小中学生がメインとのことだが、「子供心をくすぐられるのか、大人の男性で購入される方も見受けられます。最近、ツイッターで話題になってから、問い合わせや購入される方が急に増えました」。
自分だけのルールで遊ぼう!
今回、このトレーディングカードに対し、ツイッターでは
「何これめっちゃ欲しい」
「すげぇ、あのボス猿ベンツや」
「高崎山こんなの売ってたのか!? 大分県民ながら知らんかったわ」
「大分県民なら絶対欲しいはず」
などの反応が寄せられ、大きな注目を集めている。こういった反響に対し、同園は
「このようにツイッター上で話題になると想像してなかったのでうれしい限りです。このことにより、高崎山トレーディングカードが世間の方に知ってもらえるとうれしいです。
また、これをきっかけに、高崎山自然動物園にも興味をもっていただき、是非、遊びに来ていただきたいです」
とコメントした。
「高崎山トレーディングカード」は1パック550円(税込)。高崎山自然動物園入園入口、売店、オンラインショップ「オオイタドリップモール」で購入できる。
ちなみに、このカードは遊び方のルールは特に決められていない。
「それぞれのトレーディングカードに『攻撃力』『生命力』『カリスマ性』『かしこさ』『人気度』と5つの指標に応じた数値が記載されているので、その数値を使って遊んでいただくことができます」
とのことなので、ゲットしたらみなさんも自分なりの遊び方を生み出してみよう。