「ちょっと待ちな。どっから来なすった」
その後、やっとの思いで函館に上陸した私は、函館駅近くのビジネスホテルの前に路上駐車。
疲れた体を引きずってホテルのフロントに行き、「予約してないんですが、今晩一泊ダメでしょうか?」と尋ねました。
しかし、フロントのオッチャンは、
「あいにく今夜は満室だねー」
とツレない返事。
私は「そうですか...」と肩を落とし、ボストンバッグを持ち上げてホテルを出て行こうとしました。
ところがその時、今度はオッチャンの方から声を掛けられました。
「ちょっと待ちな。どっから来なすった」