完全に一致 ナシの断面とメンフクロウのお顔が、瓜二つならぬ「梨二つ」な件
メンフクロウ、というフクロウをご存じだろうか。
黒くてつぶらな瞳と白くてハート型の顔が特徴的な鳥だ。動物園で見たことがあるという人もいるだろう。
2021年10月、周南市徳山動物園(山口県)で飼育されているメンフクロウの顔が、ある果物の断面図とそっくりだとツイッター上で話題になっている。
その果物とは「梨」。皮が付いたままカットされた梨の断面図を正面から見ると、たしかにシルエットがメンフクロウっぽい。種の部分が黒い目、ヘタの部分がクチバシのようで、見れば見るほどそっくりだ。
同園が10日、公式ツイッターアカウントに比較写真を投稿すると、12日の12時時点で5万2000件の「いいね」、1万4000件のリツイートがされるなど反響を呼び、こんな声が寄せられている。
「完 全 に 一 致」
「ほぼ同じで笑う」
「めんふくろうを見る度、何かに似てると思ってました。やっとスッキリしました!」
「梨を食べるときに笑うことになりそうです(笑)!」
Jタウンネット記者は12日、徳山動物園に話を聞いた。
飼育員の間で話題になった
取材に応じたのは、同園で獣医師を務める橋本千尋さん。投稿写真に写っているのは、メンフクロウの「アイ」ちゃん(5歳のメス)だ。以前にもJタウンネットの4月7日の記事「自分でもびっくり? DNA検査の結果『オス』だと思われていたメンフクロウが...『今朝卵を産みました』」で、「オスだと思われていたのに実はメスだったフクロウ」として紹介している。
注目を集めている写真を投稿した経緯について、橋本さんは、
「園には動物たちのご飯用に旬の果物が届けられているのですが、それを食べやすいサイズにカットしていたフクロウの飼育員たちの間で『似てるよね?』と話題になっていたので、投稿してみました」(橋本さん)
と説明した。なるほど、普段からお世話をしている飼育員さんたちだからこそ気付けた、というところか。
ツイッターには「梨(1/2個)」と「アイ」、「梨(1/3個)」と「シュッとしたアイ」の2組の写真が投稿されている。橋本さんによると、前者のアイちゃんはリラックスした状態で、後者は何か気になることがある時の状態だ。
投稿が話題になったことについて橋本さんは、
「飼育員だけでなく、他の人もやはり『似てる』と思ったんだなと思いました。
こうして話題になったことをきっかけに、皆さんにもっとフクロウのことを知ってもらえたら嬉しいです」
とコメントしている。