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「就活の面接に行くためのバスを間違えて、着いたのはとんでもない場所。泣き出した私に声をかけたのは...」(福岡県・30代女性)

井上 慧果

井上 慧果

2021.10.05 06:00
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代金を支払おうとしたら...

コンビニの駐車場にいたタクシーの運転手さん(画像はイメージ)
コンビニの駐車場にいたタクシーの運転手さん(画像はイメージ)

あなたはそのまま、私を面接会場まで送り届けてくれました。到着し、代金を支払おうとしたら、

「おじちゃん、メーター押すの忘れちゃった!おじちゃんが払っとくから早く!急いで!」

と降ろしてくれましたね。私はその言葉を聞いて、不思議と今までの緊張がフッと抜けたのです。

おかげで、それまでで一番良いコンディションで無事面接を終えることができました。

有名なタクシー会社さんだったのでお礼の電話をしようかとも思いましたが、わざとメーターを押し忘れたなんて会社に知られたらまずいのかなと躊躇してしまい、ろくにお礼も言えずじまいでした。悔やんでも悔やみきれません。

今、私はそのときに面接を受けた会社に入社し、7年が経ちます。

落ち込むこともあるけれど、そんな時はあなたの優しさを思い出しながら頑張っています。心が尖ってしまうこともあるけれど、あなたのような人になりたいと日々、背中を追っています。

運転手さん、あの時は本当にありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

そこでJタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集したい。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

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