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「小さめな鶏の半身は塩だれに漬けてから焼いている。」 ラノベみたいな名前のお惣菜に反響→名付け親を直撃してみた!

中沢 新

中沢 新

2021.09.27 06:00
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「本当に驚いているんです」

商品はこんな感じ。美味しそう!
商品はこんな感じ。美味しそう!

話を聞いたのは、北海道札幌市のコープさっぽろ畜産部でバイヤーを務める奈須野貴大さん。「ラノベを意識している」という暗黙の前提に立った記者の質問を、

「いや、正直何もないですね」

と、ばっさり。なんと、ラノベを意識して商品名を考案したのではないというのだ。

普段から本は読むが、ラノベはまったく読まないという奈須野さん。今回話題になったような長い商品名を打ち出していったのは20年の7月頃からだったという。

元々は奈須野さんも、他のスーパーなどでもよく見かける普通の商品名を付けていた。だが、「もっと商品の味や作り方がお客様に伝わらないか」と試行錯誤した結果、商品名をできるだけ詳細に記載することを決意した。

「商品名を見て、どんな商品なのか知ってもらいたかったんです」(奈須野さん)

商品名には24文字という文字数制限があるため、その範囲でできるだけ商品の味や作り方などが伝わるように盛り込んでいく。その結果、ラノベタイトルのような長い商品名になってしまったのだという。

今回ネット上で話題になったことについては、

「本当に驚いているんです」

と、驚きを隠しきれない様子。これをきっかけに、ラノベのタイトルについて研究していくそうだ。もちろん、商品名の参考にするために、である。

ちなみに、今回の商品以外には以下のようなものがある。

「少しづつ、3点くらいおつまみを食べたいのです。」
「本日焼きました。こちら牛ヒレステーキです。」
「鶏の骨付きモモ(ハーブ焼)はこれくらいでも良い。」
「丸鶏にハーブオイルを塗り、30分は焼きました。」

たしかに商品名を見ただけで特徴が分かりすぎるほど伝わってくる。

ネーミングのキレだけではない
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