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日本のタバコと海外のタバコ、どれくらい味が違う? 中国&インドネシアの銘柄と吸い比べてみた

井上 祐亮

井上 祐亮

2021.08.30 17:00
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「ガラム」や「中華」って知ってる?

JR秋葉原駅電気街口から徒歩3分ほど。

万世橋近くの高架線下(秋葉原駅前南通り)に、「ミマツたばこ」はある。

ミマツたばこ(画像は編集部撮影、以下同)
ミマツたばこ(画像は編集部撮影、以下同)

店内に入ると、扱われている銘柄の多さに驚かされる。

紙巻きたばこのショーケース
紙巻きたばこのショーケース
手巻きたばこのショーケース
手巻きたばこのショーケース
「国内外から400種類以上の銘柄を取り揃えているんですよ」

そう話すのは、ミマツたばこ店長の山本荘司(55)さんだ。

同店はその品ぞろえの豊富さから、根強いファンが多いという。日本人だけでなく、外国人もよく訪れるそうだ。特にアジア圏からは、メビウスやセブンスターのタール・7ミリを好む中国人が多いという(山本さんは「スター」やラッキーナンバーの「7」が好きだからでは、と話していたが真相は不明だ......)。

山本荘司さん
山本荘司さん

さて、数ある銘柄のうち、ミマツたばこで、よく売れているアジアのたばこ銘柄って何だろう。

「アジアのたばこといえば、日本や中国、インドネシア産が有名で人気ですね。
うちの一番人気は、インドネシアの紙巻きたばこ『ガラム・スーリヤ・マイルド』でしょうかね。他には『ジャルム』なんてものも人気です」
左がガラム、右がジャルム
左がガラム、右がジャルム

両者は、丁子(クローブ)の抽出油をブレンドした独特な香りが特徴で、クローブシガレットやクレテックたばことも呼ばれる。丁子の油が染み込んだ葉が「パチパチ」と音を立てて燃え、その香りは「甘ったるさ」さえ感じるという。

では中国のたばこだと、どれが人気なのだろう。

「やはり人気は、『中南海』でしょう。ハーブがブレンドされているからか、どこか漢方薬のような香りが楽しめます。これを吸うと喉にいいとも言われていますね。
最近だと、『中華』も人気です。高級志向が高まりはじめ、イギリスのトレジャラーに近いテイストです。柔らかい味わいが楽しめますよ」
左が中南海、右が中華
左が中南海、右が中華

トレジャラーとは、世界で最も高価なたばことして知られ、日本では一箱3000円で販売されている。山本さんが吸っているのも、コレだという(なんて、ゴージャス!)。

そんなこぼれ話を聞きながら、今回は、中国のたばこ銘柄から中南海スーパーライト(20本入り、470円)と、中華(20本入り、600円)を購入することに。インドネシアからは、ガラム・スーリア・マイルド(16本入り、600円)とジャルム・スーパー(16入り、480円)の2種類を選んで、家で吸ってみることにした。

まずは「日本のたばこ」を再確認
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