「おつかいの帰りに転んでしまい、大泣きした幼い私。そこに2人のギャルが近づいてきて...」(東京都・30代女性)
ギャルは「怖い」と思っていた
私がまだ4、5歳の頃、週末は祖母の家に遊びに来ていました。
その日は、乗れるようになったばかりの自転車をこいでコンビニエンスストアに向かっていました。コーラを買って帰るだけの簡単なおつかいです。
けれど、自転車のカゴにコーラを入れて誇らしい気持ちで帰ろうとしたところ、道路脇の段差にタイヤが擦れてしまい、盛大に転んでしまいました。
コーラは缶に穴が空いて吹き出しているし、転んで痛いし、大泣き......そこに2人組の若い女性が通りかかりました。
一言でいうと「ギャル」のお姉さんたち。当時は子供ながらにギャルのお姉さんを怖いと思っていました。
でも彼女たちは、転んだ私をみると即座に駆けつけて、自転車と私を起こしてくれました。
「どうしたの?」と聞かれ、泣きながら、おつかいにきたこと、転んでコーラがダメになってしまったことを絞り出しました。
すると、お姉さんたちは新しいコーラを買ってくれ、私の家の近くまで送ってくれたのです。
もう25年前のことなのでうっすらと残っている記憶ですが、家までの道中も優しく声をかけてくれたお姉さんたち。
あの日から私にとって「ギャル」は、怖い、悪いイメージではなく、かっこよくて優しい人になりました。
また会えたら、ちゃんと2人にお礼を言いたいです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
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