バケーション?いいえ、ワーケーションです 山梨のリゾート地で1週間テレワークしてみた
「ワーケーション」から「フレックスプレイス」へ?
ところで、Vacation(休暇)の方はいいから、Work(仕事)はどうだったの? と、読者からツッコミが入るかもしれない。
「ワーケーション」である以上、編集部とのメール連絡は必須だ。まず朝食前後にノートPCに向かい、日々の連絡業務を行った。通常の在宅勤務と同じで、場所が山梨県のリゾート地だからといってとくに変わったことはない。仮にビデオ会議があったとしても問題はなかっただろう。
携帯電話がつながる環境で、Wi-Fiルーターさえあれば、「ワーケーション」に支障はない。それが体験できただけでも大きな成果ではないだろうか。
「ワーケーション」どころか、いずれは「フレックスプレイス」(働く場所を自由に選べる多拠点型テレワーク)も可能かもしれない......と、すっかり夢が広がっている自分がいる。これも「ワーケーション」のメリットか?
仕事もやりますからという大義名分を掲げたおかげで、心理的に、長期間の旅行に行きやすかったかもしれない。これは明らかに「ワーケーション」のメリットの一つだろう。
宿泊先を移動せず、その土地をゆっくり楽しむことができた点も良かったと思う。山梨県への移動は車だったが、週末の混み合う時間帯を避けられたおかげで、小仏トンネルの渋滞にもあわなかった。スケジュールにゆとりがあると、予想以上のストレス軽減になることを実感した。
今回のワーケーション体験では、普段と比べると仕事の方はさほど成果はなかった。しかし、「ワーケーション」に習熟することによって、仕事の成果はもっと出るに違いない。次回は、また別の場所で、その土地の魅力を味わいながら「ワーケーション」を......、と筆者は目論んでいるのだが、いかがだろう? 編集長。