ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

43種の味の違いが一目瞭然 リンゴ好きにはたまらない「アップルパイガイドブック」が青森にあった

大久保 歩

大久保 歩

2021.07.18 08:00
0

味の特徴をグラフで表現

「弘前アップルパイガイドマップ」は、10年3月に記念すべき初版が発行された。

第14版では市内で提供されているアップルパイを43種も掲載。

ひとつひとつ写真付きで、価格やお店の場所・営業時間だけでなく、味の特徴もグラフで説明されている。

「甘味」「酸味」「シナモン」の3つの要素について、それぞれを5段階で評価しているため、好みのアップルパイがどれか、一目瞭然だ。

全43種のアップルパイを詳しく解説

でも、なぜ「アップルパイ」に絞ってここまで丁寧に解説しているのだろうか。青森で生産量が多い食材・リンゴを使っているのはわかるが......。

取材に応じた職員は、ガイドマップ制作のきっかけについて

「スタッフが、観光にいらっしゃったお客様から『アップルパイはどこにありますか?』という問い合わせを受けることが重なり、じゃあマップにまとめてみようかということになりました」

と、話した。

リンゴの町で作られるアップルパイならおいしいに違いない、と考える観光客が多かったのだろう。

そのニーズに応える形で生まれた本ガイドマップは、改訂のたびに、アップルパイの紹介だけでなくその時期に旬の情報も掲載している。

たとえば、街中にあるリンゴ形のマンホールを紹介したり、ガイドマップの表紙と同じデザインのクリアファイルなどのグッズ情報を載せたり。

それらの工夫も功を奏し、多くの読者に支持された結果が、「14版」という数字だ。

タルトタタンやガレットまで
続きを読む
PAGETOP