ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
絶景
グルメ
推し活
ふるさと納税
あの時はありがとう

なんだキミは...!? 映画「シャイニング」のブックエンドを注文したら、「ヘンなおじさん」がやってきた件

井上 慧果

井上 慧果

2021.06.28 18:01
0

1980年に公開されて以降、現在でも根強い人気を誇るホラー映画「シャイニング」(監督:スタンリー・キューブリック)。

特に有名なのが、斧でたたき割ったドアの間から主演のジャック・ニコルソンが顔を覗かせる場面。映画を観たことがなくても、そこだけ知っている人も多いかもしれない。

そのシーンのジャック・ニコルソンを模したブックエンドを発見し購入したはずが、何だか別の「ヘンなおじさん」が届いてしまった――。

そんな投稿が、ツイッターで話題になっている。

ジャック・ニコルソン...?(画像はbamboo@bamboo_milktubさん提供)
ジャック・ニコルソン...?(画像はbamboo@bamboo_milktubさん提供)

これが、投稿者の元に届いたブックエンドだ。

前髪の雰囲気や太い眉、不気味な笑顔。要素だけで言えば、あの場面のジャック・ニコルソンをイメージしているのだろう、と察することができなくもない。しかし、やはりだいぶ違う。

投稿者は届いたおじさんのことを、こう評している。

「志村っぽいヘンなおじさんのブックエンド」

「志村感がすごい」

ヘンなおじさんのブックエンドを手にしたのは、ロックバンド「milktub」のボーカル・bamboo(@bamboo_milktub)さん。

24日、Jタウンネット記者は本人を取材し、話を聞いた。

まず、ブックエンド購入の経緯を尋ねると、bambooさんは

「amazonをボケーっと眺めてて気づいたらカートに入れてました。
ただサンプルの造形の質に対して値段が安いなぁとは思いました」

と語った。

bambooさんがamazonで見て「欲しい」と思ったのは、ポーランドの作家・Maciej Komenzaさんが製作したブックエンド。

こちらはしっかりジャック・ニコルソンの顔をしている......。

この写真を使って、ニセモノを売ろうとしている不届き者がいるようだ。

ちなみにホンモノは、作家本人が出品しているオンラインストアで、2万7083円で販売されていた(25日昼時点)。

なお、bambooさんによると、新たに本物のシャイニングのブックエンドを購入する予定はないそう。

今回の投稿は、3万7000件を超えるいいね(25日昼時点)を集め、

「進撃の巨人に出てきそうですね......」
「志村感がすごいw」
「これはコレで志村で良い」
「いいよなおじさんみたい」

といったコメントが寄せられるなど、大きな話題になった。反響に対し、bambooさんは

「本業のツイートと関係ないものがバズる傾向があるので悩ましいです。2000円で買ったんですけどこれだけネタになったのであれば報われるかなと」

とコメントした。

bambooさんは「milktub」のボーカル以外にも、ゲームレーベル「OVERDRIVE」のプロデューサーやクラウドファンディングのキュレーターを務めており、8月には自身の経験を綴った書籍「推される技術 ~累計3億円集めた男のクラウドファンディング冒険記~」の発売を予定している。たしかに、ジャック・ニコルソンとも「ヘンなおじさん」とも全く関係なさそうだ......。

さて、bambooさんが今回入手してしまった「ヘンなおじさん」ブックエンドはどうやら詐欺だったらしい。

今回のツイートでもし「ヘンなおじさん」風のブックエンドが欲しい、と思ってしまったとしても購入は控えた方がいいだろう。

PAGETOP