米有名バンド風の焼き鳥店を茨城で発見→まさかの「本人」も注目 店名の由来は？代表に聞いた
「9月に繁盛しそう」
そんなコメントが数多く寄せられ、とある焼き鳥店がツイッターで話題になっている。
9月に繁盛しそうな焼き鳥屋......？ いったいどんなお店なのだろう。
こちらが話題となっている「EARTH,CHICKEN＆FIRE」（茨城県つくば市）。
店名の上に掲げられた不死鳥が印象的な外観だ。
これは2021年5月30日、ツイッターユーザーの「あけみさん」（＠akemi127）が
「昨日、ラーメン屋から見えた焼き鳥屋。
とっても行ってみたいって気分になった」
とコメントを添えて投稿したもの。6月1日夕方現在、1万8000件を超えるいいねを集めるほど、話題となっている。ツイッターユーザーからは
「9月めっちゃ繁盛してそう」
「店員はみんなアフロヘアなのかな」
「すごい！カリンバ持参して行きます！」
「サタデーナイトに行きたい」
といったコメントが寄せられ、盛り上がりを見せている
9月、サタデーナイト、アフロ......。
どうしてこのお店にそんな反応が集まるのだろう。疑問に思ったJタウンネット記者が調べてみると、1970年代に人気を博したアメリカのバンド「Earth, Wind & Fire」に辿り着いた。
「EARTH,CHICKEN＆FIRE」と「Earth, Wind & Fire」。これは確かによく似ている......。
メンバーの多くがアフロヘアであったことや、バンドが発表している曲名から、上記のようなコメントが寄せられているようだ。
なんとこの投稿、ファンだけではなく「Earth, Wind & Fire」のバンド公式ツイッターからも反応されている。
Jタウンネット記者が1日、投稿者に話を聞いたところ、この店を見たときにバンドのことを想起したそうで
「アースチキン＆ファイア？ アースウインド＆ファイアじゃなくて？
いやこれよく考えたなぁ！ってなりました。
息子と一緒だったんですが30才にはピンと来なかったようです」
と発見時の感想を述べた。
この店名、やはり「Earth, Wind & Fire」をイメージしてつけられたものなのだろうか。
気になった記者は同日、「EARTH,CHICKEN＆FIRE」の大関恵代表を取材し、話を聞いた。
「面白いかな、と思って」
「EARTH,CHICKEN＆FIRE」がオープンしたのは2019年。
気になる店名の由来を大関代表に尋ねると、
「面白いかな、と思って」
と率直な回答が返ってきた。
「Earth, Wind & Fire（以下アース）のことは好きですが、特に熱狂的なファンというわけではありません。
ですが、アースはハッピーで楽しくて踊りたくなるような曲が多いので、そういうところがいいなあ、面白いかなあ、と思って名付けました」（大関代表）
以前から、アースファンが時折お客として訪れることもあったというこのお店。
今回、バンド公式ツイッターから反応があったことについては
「ものすごくびっくりしました。
宝くじが当たるよりすごいことだなと思います。有難いですね」
とコメント。大きな反響を呼んでいることを「親戚から連絡があって知りました」と語る大関代表は
「アースファンの方からたくさん反応があってとても嬉しく思います。
通りから見えづらい場所にあり、また今はコロナ禍でお客さんも減ってしまっている中で、このように拡散していただけてとても嬉しいです」
としていた。
ちなみに、店長はアースの代表曲「September」の歌詞の中に登場する「9月21日」生まれ、大関代表も9月生まれだそう。これも店名の由来......というわけではないらしいが、なんとなく縁を感じてしまう。
公式にも認知（？）された「EARTH,CHICKEN＆FIRE」、今後ますますファンたちの聖地となるかもしれない。
— Earth, Wind & Fire (@EarthWindFire) May 31, 2021