「無人販売」のホルモン専門店が恵比寿に誕生 怪しげな雰囲気で、近未来SFみたい
人件費を抑えて販売価格をリーズナブルに
取材に応じたのは、「naizoo」代表取締役の鎌池章一郎さん。こちらの無人販売所は5月1日にオープンしたばかりだという。
鎌池さんの話によると、同店では生のホルモンはもちろん、ハンバーグや餃子といったホルモンの加工食品も十一種類ほど扱っているそうだ。
なぜ、ホルモンやその加工食品の無人販売を始めたのか。記者の質問に、鎌池さんは、
「ホルモンを日常的に食べてもらいたかったからです。ホルモンというのは健康にも美容にもとても有用な食材なのですが、普段皆さんがホルモンを食べる時って、焼肉かモツ鍋くらいしかないですよね。だから、より色んなメニューを用意することでもっと気軽にホルモンを食べられるようにと思って、この無人販売所を始めました」
と、オープンに至った経緯を述べた。
また、鎌池さんは、あえて「無人販売」という形態をとった理由について、
「こちらではホルモンの加工食品も扱っているのですが、ホルモンというのは加工にかかるコストが結構高いんです。だから、普通の商店のような形式で販売するとなると、やっぱり値段もそれなりに高くなる。
しかし、それでは『ホルモンを日常的に食べてもらいたい』というコンセプトなのに、日常的に買えるような値段じゃない、ということになってしまいます。
なので、人件費を削ることでそのぶん販売価格を下げるために、あえて無人販売という形をとっています」
と説明。お店のコンセプトを考慮した上での、無人販売という形だ。