服に付けるだけで虫よけ効果あり? 釣り人に人気の「おにやんま君」の実力とは
山菜取りの地元民が、帽子のうしろにつけていたのは...
「その方は、帽子の後ろに10センチぐらいの長さのトラロープ(編注:黄色と黒の二色のロープ)をつけていらっしゃったんです。つけている理由を尋ねたら、オニヤンマを模した虫よけだと教えてくれました。
本物や剥製をつけるわけにはいかないからこれをつけている、と聞いて、そこから着想を得て、おにやんま君が生まれました」(同社代表取締役)
国内最大級のトンボであるオニヤンマは、非常に獰猛で空中を飛んでいる虫を食べることでも知られている。そのため、オニヤンマを模したものをつけていれば、虫が寄ってこなくなるのだという。
「釣りに行ったとき、釣り場で車から乗り降りするとすぐに蚊が入ってしまうんですけど、ドアのところにおにやんま君を下げておくと入ってこないんです」
と実体験を話す代表。以前、テレビ番組の実験で約100匹の蚊がいるボックスの中に、「おにやんま君」を乗せた手を入れたが、全く刺されなかった、という結果が出たこともあるそうだ。
また、
「虫よけのために自宅の入り口に下げておいたら、本物のオニヤンマのメスが寄ってきたこともあります。近所で本物のオニヤンマを見たことはなかったのでびっくりしました」
というエピソードも明かした。ツイッター上でもリアルさを驚く声が寄せられていたが、どうやら本物を呼び寄せてしまうほどのようだ。
ちなみに、代表によれば、この「おにやんま君」の効果的な装着方法は、上半身と下半身にそれぞれ1つずつつけること。
「虫に見える」ことで効果が発動するため、なるべく見えやすい場所につけると良いという。また、夜になると見えづらくなるため、効果が薄れてしまうそうだ。
代表は、今回このおにやんま君が話題となったことについて
「薬も電気も使っていないので、非常にエコで、お子さんにも安心して使っていただける虫よけです。
最初は効果があるの? というお声が多かったものの、皆さんの口コミでその効果が広まっていった商品です。
信じるか信じないかはあなた次第......ではありますが、これからの時期、アウトドアに出られる方も多いかと思いますが、何か皆さんのお役に立てればと思います」
投稿者のかまタナゴさんも実際にその効果を体感したようだが、この仕組みは本当なのだろうか。
Jタウンネット記者はトンボに詳しい専門家にも、話を聞いてみた。