服に付けるだけで虫よけ効果あり? 釣り人に人気の「おにやんま君」の実力とは
「いつもは虫にたくさんの部位を刺される」
6日、渓流釣りの際に初めて「おにやんま君」を装着したというかまタナゴさん。
入手経緯については
「釣りへ行く前に『上州屋』という釣具屋に寄ると偶然売っていたので買いました」
と説明する。「いつもは品薄で売っていません」とも語った。
当日、かまタナゴさんがつけていた場所は、右肩。使ってみた感想を尋ねると
「『すごい商品だ』と感じました。
いつも半袖半ズボンで渓流釣りをしている時はアブ、ブヨなどの虫にたくさんの部位を刺され、猛烈なかゆみに襲われます。
昨日も刺される覚悟で釣りへ行ったのですが、帰宅してもかゆい場所がないので『本当に虫よけ効果があるんだ』と思いました」
とコメント。
本当に、「おにやんま君」をつけているだけで虫が寄ってこなくなるのだろうか。
Jタウンネット記者は10日、販売元のYOU・SHI西日本(東大阪市)を取材し、同社の代表取締役に話を聞いた。
「おにやんま君」は2018年ごろから販売されている。20年春ごろ、釣り業界の有名人に紹介されたことなどから口コミが広がり、認知度がどんどん上がっていった。
一部釣具店や一部アウトドアショップで販売しているが、人気に火がついてからというもの、品薄が続いているそうだ。21年5月現在も前年の6~8倍まで製造量を増やしているが、なかなか供給が追い付かない状態だという。
そもそもこの「おにやんま君」は、代表の実体験を元に生まれたもの。
きっかけは鮎釣りのために東北地方を訪れたときのこと。山の中で、山菜取りをする地元の人に出会った際、その人が身に着けていた「あるもの」が気になったという。