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北千住の街に突如現れるファンタジー 閉院した「三角屋根の目医者さん」の歴史を足立区に聞いた

福田 週人

福田 週人

2021.05.03 08:00

アンティーク好きな先代医院長夫妻のこだわりだった

エントランスにはガス灯もある
エントランスにはガス灯もある

取材に応じた足立区シティプロモーション課の担当者は、「こちらの医院は2021年2月か3月ごろに閉業したようです」と話す。

建物について詳細を聞くと、こう説明した。

「私たちが把握している限りでは、こちらの医院は1930年に建てられたもので、当時から『三角屋根の目医者さん』と呼ばれて千住でも有名な建物だったようです。
当代の医院長だった方の、先代の医院長の奥さまのご実家だったそうで、モダンなものが好きだったという先代医院長夫妻のご趣味で、建物自体もそういった洋館風になっていたそうです」

その後、建物は老朽化に伴って1980年に一度解体されたという。

「1982年ごろに新しいものが建てられて、それが現在まで残っている建物です。
再建までの2年ほどの期間の中で、モダン好きな先代医院長が各地からアンティークな部材を集めたそうです。例えばエントランスにあるガス灯は、当時の昭和通りの岩本町あたりにあったものを持ってきて置いたものだそうです」(担当者)
暗くなってくるとまた違った趣がある
暗くなってくるとまた違った趣がある

先に紹介したしめ鯖さんの投稿に対するリプライには、建物の行く末が気になるという声も多い。

改めて、今後どうしていく予定なのかを聞いてみると、担当者は、

「それについては建物のオーナーさんのご意向などもありますし何とも言えませんが、区としても非常に気にしているところで、現在情報を集めているところです」

とコメント。

先代医院長夫妻のこだわりが随所に詰まり、近隣住民からも親しまれている旧大橋眼科医院。歴史的にも貴重な建物のようなので、何とか保存される道が見つかることを祈るばかりだ。

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