まるで鬼滅の「藤襲山」だ... 佐世保・藤山神社に咲く藤が、恐ろしいほど美しい
「まさに、いま満開ですよ」
藤襲山を連想させる場所とは、長崎県佐世保市の藤山神社だ。投稿者のramumi8さんがここを訪れ、撮影したのは、2019年4月29日だったという。つまり2年前。4月下旬のこの日は、曇りだったという。撮影した際の感想を聞いた。
「本当に綺麗で、神社の境内いっぱいに広がった藤の花が、また見応えありました。そして何より鳥居越しに見れる藤は、なかなか出会えないので感動しました」(ramumi8さん)
上の写真が、その鳥居越しに見た藤の花だ。まさに結界のようにも見える。
ツイッターの反響については、
「鬼滅の刃関連の反応が多かったことが嬉しかったですね。藤の花と言えば私の中で『鬼滅の刃』のイメージがあって、そのままツイートしましたけど。こんなに共感して貰えるとは思っていなかったので」(ramumi8さん)
......と答えた。
次に、Jタウンネット記者は、佐世保市の藤山神社に電話で聞いた。
「今年の藤の花はいかがですか? まだ少し早いかもしれませんが......」
答えてくれたのは、藤山神社宮司の前田邦彦さんだった。
「まさに、いま満開ですよ。今年はいつもより咲くのが早いみたいだよ」
例年なら、5月の連休の頃まで咲いているのだが、今年はそこまで持たないかもしれないとのこと。
藤山神社には、長崎県指定天然記念物の「大藤」と「招霊(おがたま)の木」として祀られている樹齢800年の巨木がある。古来より九州の藤の名所として知られ、全国からの参拝客が訪れるという。
交通手段は、JR佐世保駅から路線バスで、矢峰経由柚木(ゆのき)行きで30分、「藤山神社入口」で下車。車の方は、国道498号線を進むと良いそうだ。
ツイッターにはこんな声も寄せられている。
「もし鬼が出てきても、そこの、藤山神社ってとこに行ったら安全ですねー!w」
「美しすぎて、若干の恐怖さえ感じます」
「誰もが『ここには鬼は入って来れない』って思いながら、鬼滅の刃を思い浮かべてるんでしょうね」