「白身魚の王様」を大満喫! 座布団級の「巨大ヒラメ」を味わいに、冬の平戸に行ってきた
提供元:平戸観光協会
2つの味が楽しめるヒラメピザ
刺身に丼ぶり、そして寿司とスタンダードなヒラメを堪能した筆者の元に、少々変わったヒラメ料理を出す店があるとの情報が飛び込んできた。
SNS映えして若者にも人気だという、ヒラメを使った「イタリアン」を求めてやってきたのが、「大渡長者」だ。

ひらめまつりに初期から参加しているという大渡長者のヒラメメニューがこちら。

なんと、志々伎港で獲れたヒラメを贅沢に使ったシーフードピザである。
直径20センチほどのピザの上にはバジル風味のカルパッチョと、バルサミコ酢のソテーが乗っており、2種類の異なる味が味わえる。
ピザを出してくれたオーナーの奥様の森純子さん(63)いわく、
「ピザの熱で火が入ってしまう」
とのことなので、先にカルパッチョの方から食べることにした。
カルパッチョとピザ、イメージがつかなかったがバジルの風味がきいてとても美味しい。
火が入りづらいように敷いてあるレタスもアクセントになっている。食べている途中にもだんだんヒラメに熱が加わっていって、生から半生のように食感が変わっていくのも、面白い。
「生が苦手なお客さんでも、これなら食べられると評判なんです」
と森さん。確かに、ピザになっていることもあって、生魚という感覚はあまりない。
ソテーの方も食べてみる。こちらは、バルサミコ酢とピンクペッパーが香る大人の味わいで、また違ったヒラメの魅力が引き出されていた。


このヒラメピザ、ひらめまつりのためにご主人が考案した商品だが、大変な人気で、現在では期間中以外も食べられる定番メニューとなっている。テイクアウトをすることも可能だが、カルパッチョに火が通ってしまうことから、やはり店内で食べる方がオススメだとか。
「ぜひ手作りのトマトソースと生地、そしてヒラメの食感や味の違いをそれぞれ楽しんでいただきたいです」(森さん)