恐竜ホテルに恐竜ポスト、恐竜マンホールまで...! 福井県が完全に「日本のジュラシック・パーク」化していた
恐竜に捕食されかけた筆者、恐竜を食べる...
恐竜博物館を出て、道をテクテクと歩く。途中足元を見ると、恐竜のマンホールを発見。流石「恐竜王国」といったところか。飽きさせることを知らないのである。
さらに勝山郵便局にも、人間のお便りを待つ恐竜がいた。
しばらく勝山市内を散策していると、とてつもなくデカイ恐竜に遭遇。お腹ペコペコだったが、近寄ってみることにした。
近くにある説明書きを見ると、全長16.9メートルで体重は3.5トンとある。名を「ホワイトザウルス」というそうだ。
手に持っていた三脚をいい感じの位置にセットし、記念撮影に励んでみた。近くには専用の駐車場もあり、観光スポットとしての人気がうかがえた。
恐竜づくしの道中である。
食われるよりも、食いたい...、そう思い足早に目指したのは、恐竜バーガーを販売する「道の駅 恐竜渓谷かつやま」である。
20年6月20日にオープンしたばかりの恐竜渓谷かつやま。勝山市を中心にしたおみやげや、野菜、地酒、珍味などを取りそろえている。
店内には、日本各地域の特徴を表したデザインが描かれた「コカ・コーラ」のスリムボトルも並べられていた。
フクイラプトルの全身骨格と恐竜博物館をあしらったデザインである。旅が始まる前は、恐竜といえばティラノサウルスのイメージが強かったが...、筆者の頭の中には、あの新種5種の骨格がインストールされているようだ。
お目当てのハンバーガーも、フクイラプトルをモチーフにしていた。チキンを挟んだ「らぷとるバーガー」である。
まるで、フクイラプトルがチキンに食いついているような見た目である。
このらぷとるバーガーを作っている人に話を聞くと、パンや野菜は勝山産で、目の部分にはオリーブを付けリアル感を出しているという。また粗挽きのバンズを使うことで、ゴツゴツとした肌質を再現したとも。
さて、実食してみよう。
チキンを食らうラプトルを食べる筆者である。パリッパリ、サックサクのジューシーなチキンが、抜群にうまい。うまみ成分がレタスや玉ねぎにしみこみ、これまた美味しい...。子供も喜ぶ一品だろう。
恐竜の知識だけでなく、口の中までも「恐竜まみれ」になった筆者。
旅の振り返りをするために、ホテルへと向かった。