「間違えたら富士山越え」...? 山梨と静岡の2か所にある「富士山世界遺産センター」が完全に初見殺しだった
山梨と静岡にまたがる日本一高い山・富士山。ネット上では両県に対し「富士山を奪い合っている」「領土問題」といった声が寄せられ、ネタにされることも珍しくない。
しかし争い(?)は富士山だけにとどまらない――富士山だけでなく、富士山に関する展示・研究を行う「富士山世界遺産センター」も両県に存在すると、ツイッターでは話題になっている。
2013年にユネスコの世界文化遺産に登録された富士山。その後、両県には「山梨県立富士山世界遺産センター」(富士河口湖町)と「静岡県富士山世界遺産センター」(富士宮市)が、それぞれ設置されている。
話題のきっかけとなったのは、あるユーザーがツイートした、山梨を舞台にしたテレビアニメ「ゆるキャン△」のスタンプラリーに対する投稿だ。
スタンプラリーは20年11月7日~21年1月31日の期間に県内で実施され、そのラリースポットの1つに「富士山世界遺産センター」が入っている。
「ゆるキャン△」公式サイトの資料には「富士山世界遺産センター」としか書かれていないが、指しているのは山梨県立富士山世界遺産センターの方だ。
しかし「富士山世界遺産センター」は静岡にも存在。また、富士山を挟んで両県ほぼ対角線上に位置することから、
「あぶねー。気づかずに静岡行くとこだったw」
「初見殺しw」
「間違った方へ行ったら富士山を越えなければならないという地獄」
「領土問題が生んだ悲劇が起こらないことを祈るばかりですね............」
といった声が寄せられている。「富士山世界遺産センター」が2つあることを知らない場合、間違えて静岡の方に行ってしまう可能性もあるということで注目が集まっているようだ。
スタンプラリーに限らず、実際に間違える人はいるのだろうか...。Jタウンネットは10月9日、山梨県立富士山世界遺産センターと静岡県富士山世界遺産センターの担当者を取材した。