「間違えたら富士山越え」...? 山梨と静岡の2か所にある「富士山世界遺産センター」が完全に初見殺しだった
間違える要因は「Google検索」?
静岡の担当者は、両センターを間違えることに関して、このような話もしている。
「Googleの検索で『富士山世界遺産センター』って入れると、自分のいる場所に近い世界遺産センターがトップに出てくるようです。静岡にいる方が山梨の世界遺産センターに行きたいと思っても、一番近いのはこっち側のセンターなのでこちらが出てきたりします」
ネット上での検索に関しては、山梨の担当者も言及。「ネットで『富士山世界遺産センター』と検索すると、静岡の方が先に出てくることが多いようです」と話していた。
試しに、東京都千代田区に所在するJタウンネット編集部で「富士山世界遺産センター」と検索すると、Google、Yahoo!ともに静岡がトップに登場した。検索でトップに出てきた方に連絡した結果、想定と異なる施設だった...というのは十分あり得そうだ。
ここで最後の質問。両センターは、お互いに対してライバル意識はあるのだろうか。
山梨の担当者に聞いてみると、
「特にないと思いますね...その辺はお互い協力して、共有してやっていると思うので。南館は県の職員がガイドを担当しているので、県に聞いてみないと分かりませんが、特にそういったことは聞いてないですね」
また、静岡の担当者は、
「世界遺産登録された富士山の価値を後世に伝えていきましょうという目的でやっているので、いろいろなところで発信していくのはいいことだと思います。ライバルというより連携してやることが重要だと思います」
と話した。
ちなみに、山梨県立富士山世界遺産センターと静岡県富士山世界遺産センターの距離は車で1時間ほど。みなさん、くれぐれもお間違いなきよう。