動物から守るため...じゃない? 栗のトゲトゲが存在する理由とは
2020.10.11 21:00
成長中の種を守るため
ちょうど栗拾いのシーズン。石川県穴水町にある東井栗園の栗は、実が熟して殻が割れ落ちて、トゲから実がむき出しになっていました。
園の方に栗のイガについて話を聞いてみると、
「美味しい栗を敵や動物から守るためにトゲがついているのではないか?」
というお話でした。
しかし、木から落ちた栗は、すでに実が半分ほどむき出しで、これでは栗は食べられてしまいますよね。
実は、イガは種を守るためについているのです。種としての準備が整う前の状態を周囲の環境から守るためのイガ。
だから成熟したら割れて出てくるのです。人間からしたらこれが食べごろなのですが、栗の視点では種の準備ができたということ。
子孫を残すために、成熟した後は自ら実をむき出しにする栗。大切に味わって食べたいですね。
(ライター:りえ160)