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「鼻」にハマって、かわいくポーズ! 浮世絵の一部になれる「体ハメ看板」が斬新すぎた

笹木 萌

笹木 萌

2020.09.09 21:00
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作品は「寄せ絵」

この浮世絵パネルは、東北歴史博物館で開催されていた特別展「GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ」(7月4日~9月6日)の一環で、同館ロビーで展示されていた。特別展が終了したため、現在は展示されていないという。

特別展を担当した学芸員・秋山沙織さんによれば、展示は江戸時代後期の浮世絵師・歌川国芳の作品「みかけハこハゐがとんだいい人だ」(読み:みかけはこわいがとんだいいひとだ、所蔵:京都国際マンガミュージアム)をもとに製作。作品は「寄せ絵」というジャンルで、文字通り人物の絵を「寄せて」作られているという。

たしかに作品は、顔や頭、手、さらにはまげまで小さな「人間」で構成されている。体ハメ用にくり抜かれた鼻と耳にも、もともと人がいたようだ。

秋山さんは体ハメ展示を作った理由について、

「はめるんだったら顔よりも体ではめた方が面白いかなと思いました」

と話す。人型の穴は大人の男性が入るには少し小さく、ぴったりはまるというよりは前で撮影するイメージだという。被写体が二人の時は耳と鼻、一人の時は鼻にはまって耳は人型の絵で隠す仕様だったそうだ。

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