これは従わざるを得ない... 沖縄県立博物館の「ソーシャルディスタンス猫」が天才的発想だった
2020.07.30 11:00
「かなり実験的な試みだった」
担当者によると、「ソーシャルディスタンス猫」が置かれるようになったのは、5月21日からだという。
「ソーシャルディスタンスを守っていただくのに、あまり押しつけがましいのはどうか?と思いまして、文字を使わず、写真だけでお伝えすることはできないと考えたのが、この『ニャンモナイト』の写真でした。かなり実験的な試みだったのですが......」
担当者は数か月前を思い出しながら、語った。
博物館のオフィスにあったレーザープリンターで、A3の用紙に出力したという。掲示した場所は、展示室以外の共用スペースに設置されている椅子の上だ。約40か所から50か所に掲示した。
「来館者からはかわいいという声をいただき、ホッとしました」
担当者の実験的な試みは、来館者からもすぐに受け入れられ、一応成功したようだ。
「そろそろ新企画を、という声も挙がっておりまして、新たな『ニャンモナイト』の構図を探そうか、それともまったく別のアイデアを募集してみようか、など考えているところです」
沖縄県立博物館・美術館では、新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、7月28日から「情報センター」や「ふれあい体験室」を休室し、一部イベントも中止される。また来館者には、マスク着用、こまめな手洗い・手指消毒、展示室内ではソーシャルディスタンスを守った見学を呼びかけている。