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大正女子と令和女子、入浴時間が長いのは...? 100年前と現代を比べた「セイコー時間白書」がおもしろい

井上 慧果

井上 慧果

2020.06.16 12:00
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大正時代の女性がうらやましい?

先ほど取り上げた「婦人一生のお化粧時間」という資料は、セイコーホールディングスが20年6月8日に発表した「セイコー時間白書2020」で紹介されていたもの。

このセイコー時間白書は、6月10日の「時の記念日」にちなんで、セイコーが17年から実施している意識調査。4度目となる今回も、時間をテーマにした様々なアンケートを、全国の10~60代の男女1200人を対象に実施している(調査期間:4月28~29日)。

その中では、朝の身支度・入浴にかける時間について現代の女性にも質問している。その結果、朝の身支度は約34分、入浴時間は約31分という数字に。つまり、100年前の女性は今と比べて、それぞれ3倍近くもの時間をかけていたということだ。

100年前の女性の時間の使い方
100年前の女性の時間の使い方

このように、時の記念日の制定100周年を受けて、この100年間の日本人の時間意識の変化などを探った今回の調査。そのほか、新型コロナウイルスの影響を踏まえた人々の時間への意識なども質問している。

たとえば、コロナ禍で新たな働き方として定着してきたリモートワークについて。

リモートワークを始めたビジネスパーソンの4人に3人は「時間のメリハリをつけにくくなっている」と感じており、また仕事中や、それ以外の時間の経つ速度についても、リモートワーカーは「早く感じている」という傾向が強いことが調査で明らかになったという。

また、コロナ禍における生活と、これからのコロナ後の生活を、時間を表現する擬音・擬態語から選んでもらうというユニークな調査も。

コロナ禍とコロナ後の時間を表すなら...?
コロナ禍とコロナ後の時間を表すなら...?

コロナ禍真っ只中の生活を、時間を表す擬音(態)語として、1位になったのは「粛々」。続いて、「だらだら」「のんびり」なども選ばれた。

一方、コロナ収束後の時間の表現については「のびのび」「てきぱき」「ばたばた」といった、不安から解放されて自由に動きたいという人々の思いが伝わってくるようだ。

コロナ禍とコロナ後の心情の変化
コロナ禍とコロナ後の心情の変化

同じように、心情を表す擬音(態)語についても調査。

コロナ禍では

「イライラ」
「ヒヤヒヤ」
「ハラハラ」

といった緊張感や苛立ちが感じられるものが上位にランクイン。

収束後の生活については「ほっと」「すっきり」「わくわく」といった明るく安心するような表現が多く選ばれている。

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