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怖すぎて夢に出てきそう... 日本郵趣協会が作った「切手アマビエ」の姿がこちら

井上 祐亮

井上 祐亮

2020.05.03 08:00
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、江戸時代の妖怪「アマビエ」がネット上で話題だ。

かわいいイラストや手芸作品をお披露目するユーザーが相次ぐ中、全くかわいげがない(?)アマビエがツイッターで注目を集めている。

こちらは、公益財団法人日本郵趣協会の公式ツイッターが2020年4月30日に投稿したものだ。

赤色ベースの顔と唇が特徴的な姿である。ツッコミどころは沢山あるが、注目すべきは、目の部分。よく見ると、能面がこちらをジッと見つめているではないか。

新型コロナへの効き目は分からないが、とにかく怖いことは確かだ。

この姿にツイッターでは、仏像の切手を使っているからご利益がありそうなどといった反応が。だが、それよりも「怖い」と思う人が多いようで、

「怖いよ、可愛くない」
「怖い...。夢に出てきそう...」
「これは怖くて効き目がありそうだわ」

といった反応があがっている。

怖くした理由は...?

怖いけど効果ありそう
怖いけど効果ありそう

30日、Jタウンネットは切手はり絵を制作した日本郵趣協会の副理事長、金川博史さんに詳しい話を聞いてみた。

29日の昼頃から夕方にかけて3時間程かけて制作したという「アマビエ」。水色の台紙に下絵を事前に描いて、使用済みの切手を切り貼り...。収集家が集めたものや、リサイクルされた郵便で使われた普通切手を色分け、切り取って作品にしたという。

単刀直入に、ネット上で「怖い」という反応があることについて感想を聞くと

「怖くなきゃ効き目がないんです」

と話す金川さん。目に能面の切手を使ったことが、作品の肝だと笑いながら話す。

「みなさんアマビエのイラストをよく描いていますが、どれも可愛いですよね。可愛いのはコロナウイルスへ効き目がないと思いまして...。この目が、切手貼り絵の中で一番肝心なんです。アマビエは妖怪だから、怖いほうがやっぱりいいだろうと...」

金川さんによれば、使用した切手は全部で5種類。目に使った能面以外は全て「仏」に関わるものだという。その内訳を次のように話した。

「唇には50円切手の弥勒菩薩。髪の毛には70円切手の法隆寺の笛吹飛天を使っています。また同じく70切手で、目には能面。
うろこ状になっている300円切手を体部分に使いました。こちらは興福寺の仏頭です。最後に400円切手の天燈鬼という仏像を顔にあしらいました。ですので、目玉以外は全て『仏』に関わるものですね」

目は口ほどに物を言う(?)。めちゃくちゃ効き目がありそうな作品である。

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