「純すみ系」カップ麺NO.1はどれ? 札幌味噌の名店、マニアが選んだおすすめは...
2020.04.12 12:00
お店の麺の再現性は?
札幌ラーメンの麺といえば、黄色くて縮れの強い多加水麺が特徴です。太さは中太から太麺。多加水麺らしい弾力と、熟成することによるしっとり感が特徴です。
以前は3店とも「森住製麺」というメーカーの麺を使用していましたが、現在は純連と彩未が森住製麺製、すみれが西山製麺製の麺を使用しています。どちらも札幌ラーメンの特徴を踏まえていますが、森住製麺製の方が弾力が強いです。
最も太いのはすみれの麺ですが、やや幅広形状で、お店の丸麺とはだいぶ食感が違います。麺量が最も多いのですが、麺量の割にスープが少なく、やや麺が目立ち過ぎな感がありました。
純連の麺は、弾力強めの多加水麺食感をよく再現できていますが、お店より弾力が強調されすぎている印象。対して彩未は、中細麺で細すぎで弾力が足りませんが、熟成麺らしいしっとり感は良く再現できていました。
純連と彩未の麺を合わせると、札幌ラーメンのイメージに近くなるのではないかと思います。
麺も三種三用で、実際のお店以上に明白な違いが見られました。彩未と純連はそれなりにお店の雰囲気を再現できていました。